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カラー図解 EURO版 バイオテクノロジーの教科書(下) (ブルーバックス)

, ラインハート・レンネバーグ

によって ラインハート・レンネバーグ
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内容紹介 ユーロ圏を始めとしアメリカの大学でも採用される世界標準のバイオテクノロジーの教科書!下巻では病気の原因となるウイルスの正体とウイルスから身を守るためのワクチンの開発、遺伝子操作による分子の働きからその応用まで。 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) レンネバーグ,ラインハート 1951年生まれ。ベルリンの科学アカデミー分子生物学中央研究所、ミュンスター大学などを経て、香港科学技術大学教授。ライプニッツ協会会員 小林/達彦 1961年生まれ。京都大学農学部農芸化学科卒。京都大学農学部助手・講師・助教授を経て、筑波大学大学院生命環境科学研究科教授。農学博士 西山/広子 1963年生まれ。京都大学農学部農芸化学科卒。日本チバガイギー(現・ノバルティスファーマ)に入社(2007年退職)。フリー翻訳者。博士(農学) 奥原/正國 1941年生まれ。東京大学農学部農芸化学科卒。藤沢薬品工業(現・アステラス製薬)探索研究所長、同社研究本部副本部長(定年退職)。現在、会社顧問。農学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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バイオテクノロジーは今や幅広い分野にまたがっているが、本書はそれを基礎から応用までうまくまとめている。この下巻では、アミノ酸やビタミン、抗生物質の生産開発のホワイトバイオテクノロジーの章から始まり、ウイルス/抗体/ワクチン、胚/トランスジェニック動物、がん/幹細胞、そして最後にバイオを利用した分析技術/ヒトゲノムの内容が計5章にわたって盛り込まれている。ウイルス/抗体の章では、ウイルスの基礎的知識から始まり、抗ウイルス薬の開発、HIV感染検査法の開発に併せて、抗体の話が登場し、その後、ウイルスベクターを利用したワクチン開発、ファージディスプレイの技術革新、抗体酵素や抗体医薬の開発にもっていく流れは見事である。心筋梗塞/がん/幹細胞の章では、抗凝固剤/血栓溶解剤、インターフェロン関係、抗がん剤の開発、iPS細胞の後、遺伝子治療の話の中でRNA干渉が述べられている。また、バイオを利用した分析技術/ヒトゲノムの章では、バイオセンサー、妊娠/エイズ/心筋梗塞の検査法の開発、DNAフィンガープリント/RFLP/SNP/FISH/EST/PCRを含む各種DNA分析技術、法医学DNA鑑定法、DNAチップ、2次元電気泳動/プロテオミクス/MALDI-TOF、そして最後にナノバイオテクノロジーへと話をもっていっている。ドイツ人の教授は博学だという話を聞いたことがあるが、著者のこのようなまとめ方を見て、まさにその思いを強くした。コラム欄もとても長く興味深い。山中博士や高コレステロール血症治療薬開発の遠藤博士のコラムだけでなく、グルタミン酸発酵やビタミンC、コルチゾンの生産、ペニシリンやストレプトマイシンの発見と生産の歴史、ジェンナーやパスツールによるワクチン開発、北里柴三郎/ベーリングによる血清療法の確立、羊のドリー、タクロリムスやグリベック、タキソールなどの生産開発など盛りだくさんである。本の帯にRapoport教授が「通りいっぺんの知識が詰め込まれた教科書を何百頁も苦労して読むのは根気が要り、フラストレーションがたまる。この本はまるで違って知識を伝える教科書ではあるものの、大変楽しみながら読めた。わくわくする科学の歴史のコラム、美しいイラストなどが詰め込まれ楽しい教科書だ」と推薦されているが、まさにその通りで、とても勉強になった。化合物やタンパク質の構造などが掲載されているのも、目で感じがつかめるので嬉しい。専門的な内容も含まれ上巻より難しいと感じたが、500頁近くもあり、このように沢山詰め込まれた内容で、この値段は大変お得だと思う。

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